噛んで味わう、ほのかな甘みの「翁飴」
やわらかな歯応えと自然な甘みが楽しめる「翁飴」。
全国的にもファンの多い能代の味は、店主が全工程を手作業で行っている。
一子相伝・全工程手作りの「翁飴」
「1592年に創業した店は、僕で20代目となります。翁飴は、京都や長野から取り寄せた寒天に数種類の麦芽水飴を合わせて作るのですが、その日の気温や湿度によって微調整が必要となります。仕込みから店頭に並ぶまで約1週間。製造工程は一子相伝のため、現在は僕一人で全工程をこなしています。作業する道具は、能代の職人さんが作ったものを使っています。作業場には50年ほど使い込んだヘラも置いてありますが、よくここまで使い込んだなと感心させられます」と店主の武田さん。
「忙しい日々の中でも合間を縫って、趣味の時間を楽しんでいます。サイクリングも趣味の一つで、田園風景を眺めながら走るのが好きです。行きつけのカフェで一息つく時間も癒されます」と笑顔を見せた。