いつ訪れても楽しめる わくわくが詰まった古着屋
メンズからレディース、さまざまなサイズの古着を取り揃えている。季節ごとに店内を見て回るだけでも楽しく、県外からも古着好きが集まる。

素敵な一点物たちからお気に入りを発掘
ブルーとイエローの外観と赤い文字の看板が目を引く「GARAGE DIGRU」。能代駅前にオープンしたこの古着屋は、アパレルと地域おこし協力隊を経験した田中さんが2024年7月29日にオープンした。「店名のDIGRUは、発掘するという意味のdigが由来です。たくさんの一点物の中から宝探しのようにお気に入りを掘り出して欲しくて。」とにっこり笑う田中さん。ここ能代では古着屋が珍しいからこそ、「入りやすさ」にこだわって店づくりをしている。古着をあまり買ったことがない人でも気軽に寄れるように、店の雰囲気に合った雑貨を多数取り揃え、開放感のある大きな窓からは店内の様子がひと目で分かる。店内はもちろん、入る前からわくわくするポップな古着屋だ。

ファッションで表現する自分らしさ
もともと東京で10年間アパレルの仕事をしていた田中さんは、当時からいずれは自分のお店を持ちたいと考えていたそう。そして出身地である能代に帰って地域おこし協力隊として活動していた時、駅前にお店ができたら面白いなという気持ちからこの場所にオープンを決めた。

取り揃えている古着は基本的に田中さんがピックアップして買い付けをし、全部がおすすめ商品。「昔からファッションそのものが大好きで、その中でも古着の一点物でその人らしさや個性を表現できるところに魅力を感じました。」と語る田中さん。インスタではセールや商品紹介などを発信しており、SNSを見た古着好きの方が県外からも訪れている。

お客様の立場で店づくりを
入りやすさや開放感にこだわる田中さんは、「古着を買うためというよりは、遊びに来る場所」だと思って欲しいそう。季節ごとに覗きに寄るだけでも大歓迎で、駐車場が2台分あるほか、いつ来ても新鮮な気持ちになれるようにレイアウトやマネキンを変える工夫もしている。

また、ガツガツ声をかけられるのは苦手という方も気軽に入れるよう、ひとりでゆっくり見て回れるような雰囲気づくりを心がけている。もちろん、コーディネートで悩んだときは相談も可能。田中さんのこだわりと楽しさが詰まった古着屋は、一歩入った瞬間に心をときめかせてくれるだろう。

