街の口コミで一位に!地元の食材を生かす料理に定評あり
季節ごとの地場産食材を盛り込む料理を揃え、席数も豊富。能代市以外からのお客さんも多い。
“粋”な店づくりを
玄関をくぐると、“和”とモダンが混じる落ち着いた空間が広がる。整然と並んだ半個室の座席は、隣の声が気にならないよう配慮されており、ゆったりとした時間を楽しむことができる。料理場や周りのお客さんの活気を感じるが半個室の静かな空間では、その賑わいが程よいBGMのように感じられる。友人や家族、カップルでの会話が弾む、落ち着いた雰囲気が漂っている。
店の奥に進むと、そこにはなまはげが「ここは俺の家だ!」と言わんばかりにどっかりと座り、睨みを効かせる。県外からのお客さんはもちろん、能代市内からのお客さんもばっちりと目が合うはずだ。なまはげが見守る空間で食事をするのも、ここでしか味わえない独特の体験だ。
さらに階段を上がると、二階には広々とした大広間が用意されている。年末年始の忘年会や新年会、大人数での宴会にぴったりのスペース。人数に応じて柔軟にレイアウトが可能で、大人数の会合にも対応できる。広々とした空間で、盛大な宴会を楽しむことができるのは、この居酒屋ならではの魅力だ。
地元の食材を生かす料理
メニューを開けば、地場産の食材を使った料理がずらりと並ぶ。人気の「ねぎ味噌ピザ」には白神ねぎをたっぷり使用し、味噌とねぎの甘みを楽しめる一品に。「のしろ牛の炙り焼き」では、能代でもほとんど扱いのないA5ランクの鶴形牛を使い、香ばしい炙り寿司に仕上げている。また、食材だけでなく、檜山で作られた春香炭を用いた「白神地鶏の炭火焼」も絶品。伝統の製法で仕上げられた「白炭」が地鶏の風味を引き立て、香ばしく焼き上げる。さらに、能代の野菜をふんだんに取り入れた「絶品きりたんぽ鍋」も定番の自家製メニューとして人気だ。
接客にも“かっこ良さ”を
「食事を楽しむ空間への配慮はもちろん、接客も“粋”にと考えています」と、田中さんは語る。スタッフが地元の食材の産地や農家を実際に訪れ、生産者の声を直接聞くことで、その想いを日々の接客にも生かしているのだ。「お客様に粋だと感じていただける店作りを目指したかったんです」と語る田中さん。その“粋”の心は、店の空間や料理だけでなく、スタッフにも浸透し、店全体に息づいている。