〝楽しい〟がいっぱいの カフェ&レンタルスペース
地域の人々が交流する場をとスタートしたコミュニティカフェ。オリジナルメニュー「アジアン能代うどん」など地元食材を使ったランチも好評。
人と人をつなぐ カフェ&レンタルスペース
｢原点は“防災”。地域のつながりを強くするための場になればと思い、このカフェを始めました｣と話すのは、店主の能登さん。採れたて野菜が並ぶ朝市や、｢ときめ木マルシェ｣などのイベントを開催し、人と人とのつながりを大切にした取り組みを続けている。 活動拠点の店舗はレンタルスペースとして多くの人が利用している。カフェスペースはキッチンのレンタルも可能で、パーティーやお菓子づくりなどに利用されている。店舗奥のスペースは広さもあり、ワークショップなどが行われているという。 ランチは｢アジアン能代うどん｣がおすすめ。｢しょっつるのきいた鶏だしのスープに能代うどんを合わせました。お好みでレモンを絞ってね｣と能登さん。店内での展示やイベントも開催されるため、ゆっくり食事を楽しみたい場合は、予約をしての来店がおすすめ。
心つながる 能代を盛り上げるメニュー
咲く・咲くのメニューはどれも能代の特産品を生かしたオリジナルメニューでいっぱいだ。「アジアン能代うどん」のつるつるとした喉越しが魅力のうどんは能代の「片栗うどん」。さらに、八峰町産のハタハタから作られたしょっつるを加えることで、さっぱりとしていながらもコクのある深い味わいが生まれる。この一杯は他では味わえない特別な一品として、多くのファンを魅了している。「東京から定期的にアジアン能代うどんを食べに通ってくれているお客様もいるんですよ。」と、能登さんが嬉しそうに笑う。栄養士である娘さんと共に開発したこのメニューは、老若男女を問わずファンが多く、季節を選ばず楽しめる。
アジアン能代うどんに負けない人気のメニューは他にも。「いとかわカレー」と「はやぶさ２リュウグウカレー」だ。この2種類のカレーは、常盤産のにんじんをはじめとする10種類以上の地元野菜や果物をたっぷりと使った、フルーティでマイルドなキーマカレー。子どもでも安心して食べられる優しい味わいが特徴だ。星形のにんじんが乗ったその見た目も可愛らしく、能代から宇宙への夢を感じさせる遊び心が込められている。
食後には、「スペースソーダ」で締めくくるのもおすすめ。鮮やかなブルーのソーダにマーブル模様のアイスが浮かぶ。カレーで心を満たし、ソーダで爽やかな一息をつきながら、能代から広がる宇宙のロマンに思いを馳せるのもおもしろい。
さらに、地元のドライフルーツ専門店「木能実」とコラボしたスカッシュも見逃せない。ドライフルーツの製造過程で生まれるシロップを活用したこのドリンクは、いちご、レモン、キウイといったフレーバーが爽やかで、心地よい甘さが特徴だ。テイクアウトも可能で、街歩きのお供にもピッタリ。
地元の特産品や文化を取り入れた楽しいメニューの数々は、「咲く・咲く」の名前の通り、人々の笑顔を咲かせている。
